ついこの間口をついてつい禁句を放ってしまいました。
それは「気楽な商売です」という一言。

周りから見ると実に気楽に見えるのです。というのも、年末も長いこと休みが取れて海外に行っていたし、平日がお休みで外を走り回ったり。。通勤ラッシュが落ち着いた頃に家をでて、帰宅ラッシュの前に家につく、そんなことも良くあります。それは普通の会社員に比べればスケジュールはありえないくらいフレキシブルに見えるかもしれません。

ただ、気楽な商売ではないのだな。。

それを考えると例えばアメリカで最も人気が高いアメフトのリーグNFL。
シーズン中、何回試合があるかご存知ですか?

16回です。

その数字だけ見ると、「一年で16試合???それで何十億ももらっているプレイヤーがいるのか!!」とお思いになるでしょう。

しかし、試合が16回なだけで、その間トレーニングに励み、相手の癖を研究し、新しいパスやフォーメーションを覚え。。など、試合以外の方で多くの時間を割いているのです。


またアメフトの想像を絶するハードさにより、なんと全てのプレイヤーで選手寿命を平均すると、
2年だそうです。

逆にいうと、16回しかできないのです。


それでも気楽な商売と言えるのでしょうか。。


それを音楽家はまた全然違いますが、気楽ではないです。本番に向け、常に自分と格闘し、楽器と正直に向き合って、向上する糸口を見つける作業をいつになっても繰り返しながら、練習室をでたら、普通の生活を送らなくてはならないのです。

運が良く私は団体に所属しておりますが、フリーランスの世界はもっと厳しいです。ランダムに色々な仕事をこなしながら自分のレベルを良い状態にしておかなくてはなりません。また、仕事がいつ来なくなるか、保証はありません。私は音楽を奏でて生活をしている人々を心から尊敬してます。

好きなことをやってお金がもらえる、それはとてもラッキーで幸せなことなんです。
ただ、それは簡単に手に入れたものではなく、また手に入れても決して簡単ではないということを声を大にして言いたいです。